top of page
能面工房 ふくはる
Nohmask workshop
能面の魅力
〇能面の魅力に感動する
能面は般若のように瞬間的表情と小面のように無表情の面に大きく分かれる。小面は演者の演技によって歓喜悲哀の表情を表す。面打ち師の精進工夫の技があります。
一つはまぶたの上が下よりも長く上向くと明るく下向くと悲しみに変わる。
二つは目が上向けば上、下向けば下を見
て能面が見るところにその視線が必ずついていく。三つ目は唇の湾曲が強く奥行きが深いので口は正面からは小さく少し動くと大きく見える等。
顔の表情筋が能面全体につながっているなど先人の繊細な工夫に気づくことが楽しみです。

能面と言えば、小面を思い浮かべる人が多い思います。
女性の初々しさと内面の深さを表現出来る女面で、見る角度によって表情、顔の輪郭が変わりす。
うつむくと目を伏せ、唇が小さくあごが細く見えます。
上向くと目も上を見、唇は開いて微笑み、顎からふっくらしてきます。














能面には特定人物の固有名詞はありません。能の演目によって、能楽師が付ける能面が変わります。
能面の種類は約250種類、基本形は60種で現行の曲目をほぼ全部演じられます。
男面は個性を刻んだ専用面がかなりあるのに対し、女面はそれぞれの年代別、品格別の必要からその典型が作られ、それに合わせて能面打ちをします。
bottom of page