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般若面は演目の役柄により格がある

更新日:2020年12月14日

般若面は、赤般若、黒般若、白般若とあり、演目の役柄によって格があります。


 

赤般若:「道成寺」若い娘が恋焦がれるあまり、僧侶が隠れた釣り鐘を焼き尽くす、炎の赤い彩色の鬼女。

黒般若:「安達原」ひっそりと山奥で暮らす鬼女で最も動物的で野生を帯び、蛇を連想させる口元、とがった顎、牙が鋭く長く下唇が張っている。

白般若:「葵上」高貴な女性(六条御息所)の品格が高い白い肌を持つ上品な面。赤般若と黒般若にある眉ずみが無く、額に斜めに二筋の髪の毛描きがある。

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