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上瞼と下瞼を結ぶ斜面は左右で異なる


「目は口ほどにものを言い」目は最後に彫り、開眼は大事なポイントである。




昔からの口伝に「面に向かって左は下向き及び八方睨み、右は上向き及び八方睨みに彫れ」:目の斜面は左右異なっており、男女面(優しい)は、面に向かって左は強く傾け、右は弱く傾ける。


八方睨みの目を作る:瞳の内側(目頭側)の線は下より上に向かって広がるように斜めに引き(両目頭側は上広がり)、これは面をいかなる方向から見ても、その方向を見ているように見せる技法。


向かって左の瞳は下広がり、右の瞳は上が広くなる:面に向かって左側の瞳は六部の処を垂直に立ち上がらせ、右側の瞳は六部の処を一度垂直に立ち上がらせてのち、下に向かってすぼめて引き下ろす。


上瞼と下瞼を結ぶ斜面は、左は下向き、右は上向きになって、一層その興を強く見る人に感じさせる。

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