新たな古色付けに挑戦です
- 福男 谷
- 2020年11月29日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年6月21日
能面展示会で、ご紹介頂いた先生にご教授戴くことができるようになりました。
新たな古色付けの第一号は「増女」です。幽玄を醸し出すにはまだまだです。
ギャラリーへ追加しています。
能面の幽玄については、鈴木慶運氏が次のように述べておられます。
「古色は古く見せようとして付けるものではない。幽玄にするには気品もいる。優美でなければならない。幽玄の玄は玄妙と解して非常に深いという意味がある。
古色を付けて初めて落ち着きも出、奥ゆかしくもなる。
能が幽玄をたてまえとしている以上、能面も幽玄でなければならない。」
新たな古色付けの方法は、
ケーキカラーでつくった「利休ねずみ」色と彩墨でつくった「セピア」色を使って、能面にあった古色を作りだして打っていきます。
そして、口、目、毛描きをした後に全体の雰囲気をつかんで古色を筆でさしていきます。
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