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彩色のやり直しは、きつい

能面は彫り半分彩色半分と言われ、彩色は想像以上に時間がかかり、これをやり直すのは、ちょっときついです。

彩色は彫り完了、油抜き後胡粉の下塗り、上塗りをした後にタンポで顔料を載せます。

そして、墨で目、歯、髪と朱で唇を描き、古色を出すために煤液を塗る。乾いた布で磨くと煤の艶が出てきます。


ところが、顔料をタンポで打ち過ぎて黒くなったり、縞ができたり、墨・朱入れで、線が曲がったり、はみ出したりして修正がきかない時や修正で色々手を加えると益々悪くなります。

納得できないと何時までも気になるので、結局やり直おすことになります。


お湯に面をつけながら、刷毛でこすりながら上塗りまではがします。

そして、乾燥後また上塗りからタンポ打ち、墨・朱入れ、古色出しと再度挑戦。課題を整理して慎重に進めます。





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