面の裏も丁寧に彫る
- 福男 谷
- 2019年8月13日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年5月24日
面の輪郭が3~4㎜位残して彫りますが、頭頂部分は面に狂いが無いように厚く、額や頬骨の当たる部分は深く掘り、肌があたるので丁寧に逆目が出ないよう彫ります。
演者は小さな目と鼻の穴から目線を落として見ている。目、鼻の穴の開け方で見え方悪いと道具として使えません。何度も面をつけながら、表から裏から見え方を確認して彫りをくり返していきます。
また、演者の汗・脂が目、鼻、口から面に流れ出ていかないように、横にノミ跡が残るように彫ります。裏面は写しでは無く、個人の自由で個性が発揮できるところです。
演者が集中でき、面を信頼できるよう、表面と同様に、裏面の持つ意味を理解して丁寧に彫ることが大事と思います。
▼ 関連記事
Comments