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中将の彫り

更新日:2022年5月18日

中条は在中将と呼ばれた平安時代の歌人、在原業平を想定した面とされている。

公達の化粧として薄い髭、齒を鉄漿(かね)で染め、殿上眉を描いた品格のある青年の面相をしている。 


眉間を寄せて独特の憂いを含んだ表情は、在原業平の亡霊や修羅道に落ちて苦患を訴える平家の公達の亡霊を描いた表現である。


上塗り、彩色、古色付けで、そうした感情が出せるか、楽しみだ。





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