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なぜ、平家物語の鎮魂の曲を琵琶法師が語るのか

更新日:2022年6月28日

平家物語で亡霊が大活躍する「鎮魂の曲」はなぜ琵琶法師によって、語られねばならないのか。

語り物は一人パフォーマンスでもあり、自らせりふを言い、登場人物(亡霊)と一体化する瞬間がある。

つまり、平家物語の演者は常に亡霊が憑依(ひょうい)、のりうつる危険性を持っており、通常の人間ではできない。


日本人は、仏教を怨霊・鎮魂の方法論としてまた、死穢処理の技術として利用した。

鎌倉時代に入ると、仏教の僧侶が死体を丁寧に葬るという事をはじめた。


日本人の伝統的概念では「死」は「けがれ」であるから死霊が常にとりつくような人間は「死穢」で汚染されていることになる。(逆説の日本史より)


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